琉球紅型工房「首里琉染」
琉球紅型工房「首里琉染」
首里琉染とさんご染め 首里琉染

京友禅の作家で草木染めや古代染めの研究者でもあった山岡古都が沖縄の染色文化の発展・普及を目指し昭和48年に研修所として創設されたのが首里琉染です。


染色技術の継承に尽力するとともに「沖縄らしさ」を生かした染色技法にもチャレンジし、誕生したのが「さんご染め」です。

さんご染めは幸せを招く自然の恵み、沖縄の青く豊かな海からの恵みを長い年月をかけて生活に取り入れる工夫をしてきた首里琉染のオリジナル技法です。


沖縄の海

飛行機でお越しの際、沖縄が近くなると海の色が変わって見えませんか?サンゴ礁が太陽の光を受けて海を輝かせているんです!

沖縄近海の美しいエメラルドグリーンの海を連想させるやさしい風合いがさんご染めの特徴です。


さんご染め製品は台風で打ち上げられ化石になった天然のサンゴの骨格を使用し、サンゴの断面の上に布地を置いて染められています。

サンゴのチョイス、色のチョイス、レイアウトなども全て職人さんが1点1点手作業で行っているので、全てのさんご染め製品は1点モノです!


幸せを呼ぶサンゴのパワー! さんご染め

サンゴは昔から幸せを呼ぶと言われています。


初夏の満月の夜、サンゴは産卵します。大潮の流れに卵を乗せることで、より遠くまで広げ多くの子孫を残すことからサンゴは子孫繁栄の象徴とされていて、特に女性にとって幸せを呼ぶアイテムです。


首里琉染ではさんご染めの小物などの販売の他、さんご染めの体験などもできるのですが、友達同士やファミリーでの体験はもちろん、女性の「おひとりさま」での体験も多いそうです。

さんご染め

一人心静かに黙々と作業をする方、職人さんとの会話が盛り上がる方など様々な「おひとりさま」がいらっしゃるそうです。

また、たまたま同席した「おひとりさま」同士がさんご染め体験中に意気投合してそのまま旅行期間中一緒に観光に出かけられたという事もよくあるそうですよ。


沖縄では「いちゃりばちょーでー」という言葉があります。一度出逢ったら皆兄弟という意味なのですが、まさに「いちゃりばちょーでー」を体験できるショップです。

さんご染め

サンゴパワーの実際の効果は?と代表の大城さんに伺ったところ、さんご染め製品をプレゼントした事がきっかけで、結婚が決まりましたと2011年に入ってからすでに2人の方からお店にお手紙があったとうれしそうにお話ししていただきました!


代表の大城さんをはじめ職人さんも女性の方がほとんどでグループでも、一人でも気軽に訪問できる優しい雰囲気のお店です。


首里散策のスタートにピッタリ! 綾門大道

首里琉染のお店の前を通っている道路は、琉球王国時代は綾門大道と呼ばれるメインストリートで琉球石灰岩の石粉で白く舗装されていました


現在では少々狭く感じる道ですが琉球王国時代は城へ続く王国一番の大通りで、中国からの使者が褒め称えるほどの立派な都大路だったようです。


そしてズバリお店の目の前にはかつて「中山門(ちゅうざんもん)」という守礼門と対になる門が建っていました。

中山門跡

中山門は首里に入る第一の門として重要な役割を担っていて、大きさや形は守礼門とほぼ同じで、守礼門よりも約100年早い1428年に建てられました。

琉球王国の成立は1429年とされているので、琉球王国の歴史を最初から最後まで見届けた後、1908年に取り壊されました。


琉球王国時代に思いを馳せて、首里城の入り口「中山門」から首里散策をスタートさせてはいかがでしょうか?

中山門跡

首里琉染をスタートすると安国禅寺、玉陵、守礼門と道沿いに続き、徒歩5分程で首里城公園に到着できます。


お店のご紹介 首里琉染

首里城、首里門から玉陵へ続く道沿いにあるお店は、入り口に中山門跡と書かれた大きな木版があるので見つけやすいです。


■1階フロア

紅型や草木染めの帯・着物などの他、自分用、お土産用に気軽に買える小物などもあるので気軽に入れます。

黒糖やお茶などを振舞ってもらえる休憩スペースもあるので、のんびりとお買い物が出来ます。


首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内

■2階フロア

琉球王朝時代の貴重な文化財などを見学できる他、さんご染めの体験もできます。


首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内

■3階フロア

職人さんが1点1点丁寧に作業されています。販売されている製品の製作過程を自由に見学することができ、質問することもできるので、紅型のお勉強もできちゃいます。


首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内 首里琉染店内
紅型とは? 首里琉染

紅型(びんがた)とは、沖縄を代表する伝統的な染色技法の一つです。起源は13世紀頃と推定されています。


紅型の技法には、一般的な型染め、筒描き、藍染めがあります。型染めで特徴的なのは型の上から直接彩色するのではなく防染糊を置くことです。


琉球王国の王族の衣裳や中国からの使者を接待する際の踊衣装、晴れ着として利用された他、中国への貢物としても利用されていました。


紅型工房は、琉球王国時代には王族や貴族の衣装として染められたため保護され首里城の周りに多数あったようですが、琉球王国の崩壊、第2次世界大戦などの影響で衰退していきました。



Photo Gallery
▼クリックすると拡大します

首里琉染

さんご染め

さんご染め

さんご染め

綾門大道

中山門跡

中山門跡

中山門跡

首里琉染

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内

首里琉染店内



おすすめプラン
INFORMATION
■琉球紅型工房「首里琉染」■ 【住所】

沖縄県那覇市首里山川町1−54

【営業時間】

9:00〜18:00

【定休日】

毎週水曜日

【問い合わせ先】

琉球紅型工房「首里琉染」

ホームページへリンク

【アクセス】

首里城から徒歩5分

モノレール首里駅から徒歩約15分

【地図】
大きな地図で見る